「呪術廻戦」において特級呪術師と言う特別な立場にある九十九由基ですが、一部読者から戦犯と呼ばれていることはご存じでしょうか。
戦犯とは穏やかではありませんが…。
今回はどうして戦犯と呼ばれることになったのか、また九十九の死に関してなど調査してみました。
九十九由基が戦犯と呼ばれるのはなぜ?
九十九由基と夏油傑との関係性
九十九と夏油傑の出会いは単行本9巻第76話、アニメでは第2期29話でした。
星漿体である天内理子の護衛任務に失敗し、実行犯である伏黒甚爾を倒したものの、天内を殺されてしまいます。
この一件をきっかけに、五条悟は実力を伸ばし名実ともに「最強」となっていました。
一方夏油は、彼女の死を喜ぶ盤星教の信者達などから徐々に非呪術師への嫌悪感を募らせ、「呪術は非術師を守るためにある」という持論にも疑問を感じ始めていました。
そんなある日、高専を訪れた九十九と出会います。
際限なく生み出される呪霊に辟易としていた九十九は、原因療法として「呪霊の生まれない世界を作る」という理想を掲げていました。
そのために、
①全人類から呪力をなくす
②全人類に呪力のコントロールを可能とさせる
の2通りのアプローチを挙げます。
①については伏黒甚爾をモデルケースとしていましたが、既に死亡してしまい研究ができなくなったため頓挫。
現在は残る②の方法にシフトしていると言います。
確かに、術師は非術師に比べて呪力の漏出が少なく、術師から呪霊は生まれません。
そのことから、夏油は非術師を皆殺しにして術師のみの世界になれば呪霊は生まれないのではと思いつきます。
荒唐無稽であるとわかっていながら夏油が口にしたその案を、九十九はあっさりと肯定しました。
極論ではあるものの一番簡単であると言いますが、「私はそこまでイカれてない」と付け加えます。
しかしながら、夏油のこの思い付きは消えることなく、非術師への嫌悪感と共に大きくなっていくことになるのでした。
夏油傑が闇落ちした原因?
前項でご説明した会話の中で、「非術師を皆殺しにして術師だけの世界を作る」という案を九十九が肯定したことが夏油の背中を押したのではないかと言われています。
さらに、別れ際には、天元の状態が安定していることから「星漿体(天内理子)のことは気にしなくていい」と声をかけます。
天内の死を気にしている夏油を思いやった一言なのでしょうが、天元の状態さえ良ければ天内の生死はどうでも良いようにも聞こえます。
呪術界のために散々振り回された挙句殺されてしまった天内を軽んじるようなこの発言が、自分の属している呪術界の認識であると痛感した夏油の心中、察するに余りありますよね。
このことも、夏油の闇落ちを後押ししたのかもしれません。
九十九由基の正体とは?
日本に4人しかいない特級術師の1人で、東堂葵の師匠。
「ただ世界から呪霊をなくしたいだけのしがない美女」だと本人は言っていますね。
さらに、元星漿体だったことが単行本23巻第202話で明らかになりました。
天元との同化がどうしてなされなかったのかなどの詳細は不明ですが、天元との関係性を見る限りそれなりの交流があるようですし、気になるところです。
九十九由基は戦犯なのか?
九十九との会話が夏油の闇落ちの一助となった可能性は否定できません。
ですが、九十九との会話が全てではないのです。
九十九と出会った時点で既に夏油は自身の呪術師としての在り方に疑問を抱いていましたし、非術師への嫌悪感も大きくなっていました。
さらには後輩であった灰原の死、呪術師であったがゆえに非呪術師から虐待されていたミミナナとの出会いなど、夏油を闇落ちへと駆り立てる要素は立て続けに起こっています。
九十九が夏油の考えを否定したところで、夏油の闇落ちを止められたのかどうかはわかりません。
呪術廻戦あるある
— みかづき😈(小説家志望) (@Izumo_Mikaduki) August 12, 2023
「九十九が夏油を闇堕ちさせた戦犯だ派」と「どの道夏油は闇堕ちしてた派」がいる
#呪術2期 #呪術廻戦 pic.twitter.com/oOBKzFClB2
九十九由基が弱いと言われる理由は?
九十九が弱いと言われる原因としては、特級呪術師という肩書でありながら唯一の戦いである羂索との戦いで敗北したことが大きいと思われます。
仮想の質量を自在に操って戦う九十九は、特級呪術師という肩書に相違なく、ブラックホールを生み出すことさえできるとても強い人物です。
ですが羂索が「反重力機構」という術式を持っていたため、強い重力で引きずり込むブラックホールが有効ではなかったんですよね。
これは九十九が弱いというのではなく、相性が悪かったのではないかと思います。
九十九由基の死亡説や死んでいない・復活説について考察
九十九由基の死亡説について
九十九は最後の力を振り絞ってブラックホールを生み出しています。
これは九十九も影響を受けてしまう自爆技です。
その直前には羂索に体を真っ二つにされていることもあり、普通に考えれば生存は難しいのではないかと思われます。
九十九由基は実は死んでいない説について
しかしながら、九十九生存説も囁かれています。
死体など、明確に九十九が死んでいるということがわかる描写はありませんでした。
九十九は最後に「重力も質量も時間も突き詰めれば」と発言しています。
アインシュタインの「重力は時空を歪める」という説から、九十九は時間を操れるのではないかとの考察がされています。
そう考えれば、過去のどこかの地点に時間を戻して生きている可能性もあるのかもしれませんね。
九十九由基は一度死んで復活した説について
九十九は反転術式による治癒ができます。
反転術式による治癒は、理論的に言えば頭がつぶされていなければ可能なんだそうです。
ただ、胴体を真っ二つにされた後にブラックホールを生み出すほどの無茶をしていますよね…。
その後で治癒を行う時間があるのか、そして間に合うのかは気になるところです。
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九十九由基 戦犯を調べている人によくある質問
呪術廻戦の九十九由基の正体は?
「呪霊の生まれない世界を作る」ことを目標としている元星漿体の特級呪術師です。
呪術廻戦の九十九は死んだのか?
死んだものと思われますが、一部生存説や復活説などもあるようです。
九十九由基の最後の言葉は?
「重力も質量も時間も突き詰めれば」との言葉ですが、ここから時間を操れる説などの考察がされています。
九十九はなぜ負けたのですか?
自爆技であるブラックホールで道連れにしようとしましたが、羂索が「反重力機構」で逃げ切ったためです。
まとめ
今回は「呪術廻戦」の登場キャラクター、九十九由基が戦犯と呼ばれる理由などについて調査してみました。
九十九との会話は夏油が闇落ちする切っ掛けになった出来事のひとつであると予想されるため、戦犯と言われることがあります。
アニメ3期が2クールなら、おそらく九十九と羂索の戦いも描かれるのではないでしょうか。
3期に向けて予習しておきたい!と思ったアニメ派の方、今回ご紹介したお得な情報を活用してぜひ読んでみてくださいね。
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